て・し・ご・と

2018.03.03

こんにちは、スタッフの竹下です。
最近は少し暖かくなってきましたかね?春を感じます。

さて、久しぶりの投稿になります。

今回は、普段あまり目にしなくなってしまった大工さんの手仕事にスポットを当ててみます。

以前新築したお施主さまより依頼を受けて、庇をつける工事の前準備をしています。

まず、これは原寸図といって図面を原寸大にしたものです。

こうすることで、微妙な角度や全体の見え方を調整したり、イメージがしやすくなります。

微妙な調整が終わったら、長さを切ったり木と木をつなぎ合わせる部分(仕口)の加工をしていきます。こういった仕口や継ぎ手と呼ばれるものは数え切れない数のものがあります。

仕上がったものに番号を書いて現場での組立てに迷わないようにしておきます。

近年の木造新築工事ではここまでの作業を大半がプレカットといってコンピューターで管理して、機械で加工していきます。なので、こういった作業ができる大工さんも少なくなっているようです。

念のため木組の感じを確かめます。

大丈夫そうですね!

よく現場で大工さんが「甘い、辛い」と言っているのを耳にしますが、こういった仕口や仕上げの部分が入りやすい、ゆるいことを「甘い」といい、入りにくい、きついことを「辛い」と呼ぶようです。

これらに色を入れてみました。
後は、出番がくるまで倉庫で待機です。

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